気象庁によると、強い台風3号は9日午後9時現在、フィリピンの東海上にあり、ゆっくりした速さで北北西へ進んでいる。11日から12日にかけて大東島地方の東海上を強い勢力のまま北上し、大東島地方では11日から風速15メートル以上の強風が吹く見込み。
台風接近の影響で、沖縄地方の沿岸海域ではうねりを伴い10日から波が高くなるとみられ、沖縄気象台は沖縄本島地方や先島諸島も含め、急な高波や強い潮の流れに対し注意を呼び掛けている。
台風の中心気圧は975ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートル、半径110キロ以内が風速25メートル以上の暴風域、半径440キロ以内が強風域となっている。
(小波津智也)