ハワイ沖縄連合会(HUOA)が計画を進める商業施設「ハワイ沖縄プラザ」について、同施設設計を担当したモーリス山里さん(73)=ハワイ州オアフ島=が11日、琉球新報社を訪ね、計画の進捗(しんちょく)状況を説明した。山里さんによると、12月に競争入札を実施し、来年1月に着工する。来年8月までに施設が完成する予定。来年9月に開催されるHUOAの最大年間行事、沖縄フェスティバルの開催に合わせ、9月5日に施設内覧会と完成祝賀会を開催する予定だ。
建物は2階建てで、貸店舗などとして運営する。その収益をHUOAの活動資金に充てる計画だ。外壁などのデザインを構想中だという山里さんは「沖縄の伝統、文化を感じられる装飾にしたい」と語った。
山里さんはHUOAの活動拠点で、プラザ建設予定地に隣接するハワイ沖縄センターも設計した。またHUOAの会長も務めた。
ことし7月にはHUOA関係者や翁長雄志知事、デービッド・イゲ州知事らが参加し、プラザ建設の地鎮祭を行っていた。
同施設の建設資金を県内でも募っている。受け付けの窓口を担う「ハワイ沖縄プラザ建設募金推進本部」によると、県内の民間からの寄付金目標額は5千万円だが11日現在、寄せられた額は約2500万円にとどまっているという。寄付者名はハワイ沖縄プラザに設置される電光掲示板で掲示し顕彰する。
申し込み、問い合わせはハワイ沖縄プラザ建設募金推進本部事務局(電話)098(887)0116。