建設業界の魅力を学生に 企業説明会に72社参加、学生約1000人来場 沖縄


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約800人の高校生が参加した合同企業説明会=8日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンター

 沖縄県建設業協会と県建設産業団体連合会は8日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで、建設産業合同企業説明会を開いた=写真。県内の建設や設計、電気工など72社と専門学校3校が出展し、業界の魅力などを紹介した。来年3月卒業の高校生を中心に約千人が来場し、就職を見据えて各企業の説明に聞き入っていた。

 今回で8回目。慢性的に人手不足の課題を抱える中、各企業とも人材の確保につなげようと、社内で取り組む育成システムや実績、建設産業の重要性など懸命に情報を発信していた。大米建設の塩川哲総務課長は「まずは会社を知ってもらうことからだ。離島もある沖縄で建設産業の役割は大きく、チャレンジできることは多い。ぜひ飛び込んで来てほしい」と就職につながることを期待した。

 各社のブースを回った美来工科高3年の上原紳太郎さん(17)は「特許を持つなどすごい会社が県内にもいっぱいあることを知ることができた。今後の就職活動に生かしたい」と話した。

(謝花史哲)