ミサイル配備「伝サガムトゥ村遺跡外」希望 与那国町教委が議会で答弁 沖縄


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与那国町役場

 【与那国】陸上自衛隊与那国駐屯地への地対空誘導弾(ミサイル)部隊の追加配備計画で、防衛省が駐屯地東側で新たに取得を予定する土地に、埋蔵文化財の「伝(でん)サガムトゥ村遺跡」が含まれる件で、同町教育委員会は9日の町議会一般質問で「現状保存が望ましい」として、用地から遺跡を外すよう求めた。防衛省は予定地選定の見直しを迫られる可能性がある。田里千代基氏への答弁。

 田里氏は政府が2023年度予算案に与那国駐屯地東側の土地取得費用を計上していることを踏まえ、町としてどう対応するかただした。

 町教委は掘削や遺跡範囲の確認など「予備調査が必要」として、期間は「おおむね3年」かかるとの認識を示した。その上で、予定地から遺跡の範囲を外してほしいとの考えを重ねて示した。
 (照屋大哲)