全九州高校体育大会は16日、陸上の第76回秩父宮賜杯全国高校対校選手権南九州地区予選を鹿児島県の白波スタジアムで行い、男子400メートルで平川慧(コザ)が47秒31で優勝した。女子走り幅跳びで喜久里彩吹(那覇国)が5メートル80、女子ハンマー投げで糸数天音(那覇西)が43メートル86でそれぞれ2位に入った。男子走り高跳びでは仲井眞昇栄(中部商)が1メートル96で2位、赤嶺漣(同)が1メートル93で3位だった。男子砲丸投げでは外間勝結(与勝)が14メートル22で3位だった。
優勝狙い通り、2位に0.4秒差
男子400メートルの平川慧(コザ3年)が47秒31で南九州大会3連覇を果たした。自己ベストの47秒05には及ばなかったが「今大会は記録よりも優勝することを意識していた」とほっとした様子だった。
決勝では300メートル通過が理想の33秒前半よりも遅れ、33秒70辺りのタイムでラストの100メートルに入った。「前半が遅かった分、余力が残っていたのかも」と後半はスピードを維持して、2位に0・4秒以上つけた。遅れた分をしっかり取り戻せたことに、「後半うまくまとめられたので前半がよかったから、大会記録(47秒17)更新を狙えたかも」と少し悔しそうだった。
今季は200メートルに集中するために、3日に行われた日本選手権を400メートルで最後の試合に位置づけていた。しかし47秒14のタイムに納得がいかず、南九州大会の出場を決めた。
18日に始まる200メートルに向け、「優勝はもちろん、全国大会につながる自信を持てるレースにしたい」と意気込んだ。
(屋嘉部長将)