平和の礎に追加刻銘板を設置 365人追加、刻まれた戦没者は計24万2046人 慰霊の日を前に 沖縄


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追加刻銘板を設置する作業員=20日午前、糸満市摩文仁の平和の礎(大城直也撮影)

 糸満市摩文仁の平和祈念公園で20日午前、沖縄戦などで犠牲になった人たちの名前を刻む「平和の礎」に、新たな刻銘板が設置された。6月23日の「慰霊の日」を前に作業が行われた。追加で刻銘されたのは県内24人、県外341人の365人。今回の追加を経て、刻銘総数は24万2046人となった。

 県子ども生活福祉部女性力・平和推進課の新垣耕平和推進班長は「(戦没者の)名前を刻むことで、これから先ずっと戦争の悲惨さや愚かさを伝えることができる」と追加刻銘への思いを述べた。
(西田悠)

設置作業が進む平和の礎の追加刻銘板=20日午前、糸満市摩文仁(大城直也撮影)