オリオン、酒販売とホテルのシナジー強化へ モトブに追加投資 安里のホテルは11月再開 


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改装前のホテルロイヤルオリオン=2023年2月撮影

 オリオンビールが、沖縄県那覇市安里で運営するホテルロイヤルオリオンの大規模改修に伴い、名称を「オリオンホテル那覇」に変更する。同社が20日の決算発表で明らかにした。多種の生ビールを提供するオリオンビアダイニングを併設し、観光客や地元客に向けて自社製品をPRする。リニューアルオープンは11月下旬の予定。

 オリオンモトブリゾート&スパにも追加投資し、オリオンハッピーパークとの連携などにより収益増加を目指す。村野一社長は「酒類清涼飲料事業と観光不動産事業の基盤を整え、シナジーを強化することによって、双方が成長する環境をつくる」と語った。

 一方、20日の決算発表では、今期の具体的な売上目標などを数字で明示しなかった。亀田浩専務は新型コロナが経営を直撃したことに触れ「マクロ環境が大きく動いていることから、タイムリーに計画を修正する必要がある」と説明した。同社は「有価証券報告は提出不要の会社だ」とし、決算資料は株主総会で公開するとした。

(普天間伊織)