自動車レースの全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権(SFL)の今季第4~6戦が17、18の両日、宮城県のスポーツランドSUGO(3・586キロ)で行われ、参戦3年目となる沖縄市出身の平良響(コザ高出、TOM’S)が4、5戦で連続優勝を飾った。決勝のスタート位置を決める予選をトップ通過し、決勝はいずれも先頭スタート(ポールポジション)から栄冠を手にした。第6戦はギアトラブルに見舞われ、リタイアした。平良は第6戦終了時点でドライバーズポイントを38として総合2位。
5月に行われたオートポリス大会で平良は第1、3戦で2位を獲得した。大会は1大会3レース制で6大会18戦が実施される。第7戦~9戦は7月1、2の両日、三重県の鈴鹿サーキットで行われる。
(大城三太)
予選から好調ぶり発揮
平良が予選から好調ぶりを発揮し、第4、5戦で先頭からスタートするポールポジションを獲得し、決勝レースを優位に進めた。
第4戦は26周の長丁場となったが好スタートを切り、独走状態で今季初勝利を手にした。19周で争う第5戦も勢いは衰えず、連続優勝で実力を示した。3連勝を狙った第6戦でも先頭を走っていたが、17周目でペースダウン。ギアトラブルによる無念のリタイアだった。
平良は昨季、年間ランキング5位で終了。より上位に食い込もうと今季に懸ける思いは強く、総合2位を維持する2連勝で大きな手応えを得た。「チームとしても、私自身も得意としているこのコースで2連勝できてうれしく思う。自分の速さやレース強さを発揮すれば、優勝していけるなと自信が付いた」と実感を込める。「この調子で次戦以降も勝利を増やしていきたい。最終的にはシリーズチャンピオンになり、来年スーパーフォーミュラへステップアップしたい」と高みを見据えつつ、結果を積み重ねる。
(大城三太)