連合(芳野友子会長)は23日、慰霊の日に合わせた「平和オキナワ集会」を那覇市の那覇文化芸術劇場なはーとで開催した。集会後に会見した芳野会長は、安全保障関連3文書の改定で沖縄を含む南西諸島の防衛強化が打ち出されたことなどについて、説明や国民的議論が不十分として「説明責任を求めて防衛省に要請する」と明かした。
集会には県内外から約千人が参加した。対中国を念頭に沖縄を含む南西地域の防衛力強化が掲げられる現状などに「地域住民の不安は高まっている」とし、在日米軍基地の整理縮小や日米地位協定の抜本的見直し、外交努力による近隣諸国との緊張緩和などを政府に求める平和アピールを採択した。
(謝花史哲)