県内公立学校 6月時点で36人の教員不足 学級担任18人の未配置が生じる 27校30学級は少人数学級を維持できず


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 県内の公立学校で、6月時点で36人の教員未配置が生じていることが26日、分かった。このうち学級担任の未配置は18人。4月の入学・始業日時点の担任未配置はゼロだった。未配置数は同日の県議会一般質問で、半嶺満教育長が仲田弘毅氏(沖縄・自民)の質問に答えた。

 学級担任未配置の内訳は小学校11人、中学校7人、高校と特別支援学校はゼロだった。未配置が生じた要因について県教委は、急な病休などが出たためと説明した。

 未配置以外に、県独自の少人数学級編成(小1・2年は30人、小3~中3が35人)を維持できなかった学校は、4月時点で27校30学級ある。

 半嶺教育長は答弁で、不足している教職員の確保について「ペーパーティーチャーセミナーの実施など、全庁体制で臨時的任用教員(臨任)の確保に取り組んでいる」と述べた。一方で、臨任の応募数については「年々減少傾向にある」と回答した。

 昨年6月1日時点の未配置数は60人(学級担任26人)だった。
 (嘉数陽)