経済

サザンゲート ヤマトが新物流拠点 国際ハブ強化を目指す

沖縄グローバルロジスティクスセンターサザンゲートに入所したホシケミカルズの作業現場=17日、那覇市

 ヤマトホールディングス(HD)の新たな物流拠点となる「沖縄グローバルロジスティクスセンター」(通称・サザンゲート)が那覇市鏡水で18日から本格稼働する。パーツ(部品)センターや在庫管理センターなどを集約し、那覇空港の国際物流ハブ機能を生かした多機能型物流倉庫として、輸送時間(リードタイム)の短縮や輸送費用の圧縮など、付加価値の高い物流サービスを提供し、沖縄のハブ機能強化を目指す。サザンゲートには現在、4社の企業が入居しているが、今後、食品メーカーや精密機器メーカーなど約40社が入居する見通し。

 サザンゲートは県が国際物流拠点産業集積地域那覇地区内に建設した4号棟の別称で、延べ床面積は約2万6590平方メートル。5階建てで、全ての階に輸送トラックが進入できる。駐車台数は97台。入居する4社の内訳は、大手電機メーカー東芝の子会社・東芝自動機器システムサービスと東芝社会インフラシステム、化粧品メーカーのホシケミカルズ、歯磨き粉などを製造するサンスター。
 東芝関連の2社は、パーツセンターとして施設を活用する。ホシケミカルズはファンデーションなどの化粧品の充填(じゅうてん)作業の拠点として、センターで製造した製品をアジアに輸出する。サンスターは国内では5カ所目となる在庫管理センターの拠点として活用し、アジアを見据えた販売戦略を展開する。
 ヤマトHDは、海外や日本国内に分散する在庫管理センターの集約に加え、緊急パーツ(部品)やリペア(修理)センター機能、eコマース(電子商取引)倉庫などの物流機能を拡充するとともに、保税倉庫を通じて、入居企業の募集を今後も続ける。
 17日、サザンゲートで開かれた開所式で、ヤマトHDの木川眞会長は「沖縄は4時間以内にアジアの主要都市に行ける地理的優位性がある。ヤマトHDが物流の品質を改善し、新しい物流の担い手になることで、日本の1次産業の製品に高付加価値を付け、輸出することができるようになる」と話した。



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