玉城デニー沖縄県知事は28日の県議会一般質問で、辺野古新基地建設を断念することを求める請願書が約56万筆の署名を集めて国会に提出されたことについて「大きな意義がある」と答弁した。
同請願書はオール沖縄会議が2022年末から全国で呼び掛け、集まった約56万筆を野党国会議員約30人に託し、今月14日までに衆参両院へ提出された。だが、21日の通常国会閉幕で審議未了となった。
溜政仁知事公室長は結果が保留となったことは承知しているとした上で「国会においては、辺野古新基地建設の断念を求める多くの国民の声が確実に示されていることを重く受け止めるべきであり、この署名に込められた国民の思いを尊重していただきたい」と答えた。いずれも山里将雄氏(てぃーだ平和ネット)への答弁。
(與那原采恵)