浦崎さん(名護高)最優秀 やんばる弁当甲子園に70作品


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やんばる弁当甲子園で最優秀賞を受賞した浦崎恵瑠さんの作品
 浦崎 恵瑠さん

 【北部】健全な食生活の実践を促そうと開催された「第11回やんばる弁当甲子園」の表彰式が6日、名護市の県北部福祉保健所で行われた。同保健所利用者への人気投票で高得点を得た浦崎恵瑠さん(名護高校2年)の「夏バテ解消弁当」が最優秀賞に輝いた。ゴーヤーやオクラ、ニンジンなど地元の野菜などを食材に色鮮やかな弁当に仕上げた。

 やんばる弁当甲子園は県北部福祉保健所が主催した。健康的な生活習慣を確立するために、高校生自らが健康づくりを考えてもらおうと実施している。ことしは「私の自慢のお弁当~油控えめ野菜たっぷりなんだからぁ♪」をテーマに行い、北部の高校から70点の応募作があった。
 弁当は野菜の組み合わせなど栄養バランスのほか油、食塩の軽減、調理時間、全体像などの項目で審査された。
 15点が入賞し、その中から最優秀賞1点、優秀賞2点が選ばれた。優秀賞は玉城智章さん(名護高校3年)の「健康弁当男メシ」と清水梨央奈さん(同校2年)の「メタボ改善ダイエット弁当」だった。
 浦崎さんは「初参加で賞をもらいうれしい。カロリー計算も勉強になった。エネルギー消費量なども考えながら、健康な弁当づくりを心掛けたい」と話した。
 表彰式では北部農林高校の東江さつき教諭があいさつした。東江教諭は「油を控えるなど工夫が見られ、男子の応募も増えた。加工食品や冷凍食品に頼る傾向もあるが、地元の食材を積極的に使ってほしい。作ってくれる人への感謝の気持ちも忘れないで」と話した。

優秀賞に輝いた玉城智章さんの作品
優秀賞に輝いた清水梨央奈さんの作品