自動車レースの全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権(SFL)の今季第7~9戦が1、2の両日、三重県の鈴鹿サーキット(5.807キロ)で行われ、沖縄市出身の平良響(コザ高出、TOM’S)が第7、8戦で準優勝、9戦で優勝を飾った。平良は第9戦終了時点でドライバーズポイントを64として総合でも1位に入った。
6月にスポーツランドSUGOで行われた大会で平良は第4、5戦で連続優勝を手にしており、3度目の優勝となる。
大会は1大会3レース制で6大会18戦が実施される。第10~12戦は7月15、16日の両日、静岡県の富士スピードウェイで行われる。
今季9戦目。平良響が2番手スタートから優勝を果たした。シリーズランキングの首位に立った。
7戦目優勝の菅波冬悟に先頭を譲り2番手でのスタート。同日開催の8戦目は準優勝だったが、ペースの良さを実感していた。「9戦目でも抜けるだろう」と、好スタートを切って1週目の第1コーナーでトップに躍り出た。2周目に1分56秒217でこの日のベストタイムを記録した。12周を走り抜き、2位の菅波に1・245秒の差をつけてフィニッシュ。シーズン3度目の優勝を手にした。
平良は「今大会では自分の強さと速さを見せることができた」と走りを振り返った。次戦に向けては「この勢いと自信のままシーズンを進めていけば、シリーズチャンピオンが見えてくることは間違いないと思う。最後まで集中して頑張りたい」と力を込めた。
(名波一樹)