「金ちゃん」に焼きそば カップ麺発売50年、沖縄で根強い人気 徳島製粉「焼きそばもソウルフードに」


この記事を書いた人 琉球新報社
新商品「金ちゃんヌードル味焼きそば」をPRする徳島製粉の従業員ら

 徳島製粉(徳島市)はカップ麺「金ちゃんヌードル」の発売50年を記念し、新商品「金ちゃんヌードル味焼きそば」を10日から全国で一斉販売する。「どう改良したかは企業秘密」(同社)だが、試行を重ねてヌードルの麺のもっちりしたかみ応えや香ばしい風味を、スープのない焼きそばで再現した。

 1973年6月に発売を開始した金ちゃんヌードルの特徴である、あっさりしょうゆ味をベースとし、スパイシーな味わいに仕上げた。卵や豚肉、シイタケといった50年変わらない具材も使用している。

 金ちゃんヌードルは、ラーメンを食べる文化が浸透していなかった日本復帰直後の沖縄でシェアを伸ばし、現在も根強い人気がある。徳島製粉開発部の亀井志菜さんは「『金ちゃんヌードル味焼そば』もぜひ沖縄のソウルフードにしてほしい」と話した。

 希望小売価格は225円(税別)。県内唯一の代理店の許田商会(浦添市)によると、県内でも10日からスーパーなどで発売される。 
  (當山幸都)