名護市の高校生水難、2日目の捜索も発見に至らず 漁協なども加わり関係機関が合同で捜索 8日も早朝から作業


この記事を書いた人 琉球新報社
男子高校生が流された東江海岸の沖合で、潜水や水上バイクで捜索する消防隊員ら=7日午前7時ごろ、名護市東江

 【名護】名護市東江の東江海岸で遊泳中に沖合に流された男子高校生の捜索活動が7日、周辺海域を中心に続けられた。名護海上保安署や名護市消防、名護署などが午前5時半ごろから捜索した。名護海上保安署によると、流された地点の沖合や海岸沿いの捜索に当たったが手がかりはなく、男子高校生の発見には至らなかった。風や波が強まったため、7日の捜索は午後6時45分でいったん中断した。8日も早朝から捜索を続ける。

 7日の捜索は海保、消防、警察、漁協、やんばるレスキューヘリなどの関係機関が参加して合同で実施した。船艇3隻、航空機3機、水上バイク3台、ゴムボート4艇、潜水士17人、陸上班31人の体制で行方を捜した。第11管区海上保安本部は巡視艇「なごづき」と巡視船「くだか」を投入し、捜索範囲を同市屋部沖合の方まで拡大した。

 名護市消防や名護海上保安署によると、6日午後3時5分ごろ、名護市東江の東江海岸から約100メートル沖合で「男性1人が流されている」との119番通報が、男子高校生の友人からあった。男子高校生は東江海岸で友人6人と遊泳していたという。