現職の當銘氏が出馬表明 「まいた種、成果に」 糸満市長選


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當銘真栄氏

 【糸満】来年6月の沖縄県糸満市長選に向けて、現職の當銘真栄氏(57)が8日、2期目を目指し出馬することを表明した。市内で開催された激励会で、市議会与党市議5人や市民団体などからの出馬要請を受け「2期目に向け、全力で頑張る決意をした」と答えた。

 當銘氏は取材に対し、道半ばの公約として真栄里区区画整理や南部病院跡地計画、高嶺小中一貫教育校などを挙げ「残る1年、達成に取り組むが、1期4年で達成できるものではない。まいた種が2期目に成果として現れるまで頑張りたい」と出馬の決意を述べた。

 糸満市長選では元県議の上原正次氏(67)が出馬を表明。保守系野党市議らが、市議の新垣勇太氏(38)に出馬を要請している。

 當銘氏は1966年5月生まれ。市武富出身。糸満高校卒。市議2期目の20年3月、市長選出馬のため辞職。同年6月の市長選で初当選した。

(岩切美穂)