沖縄防衛局の小野功雄局長と宮崎順次長は10日、離任あいさつのため県庁で玉城デニー知事と面会した。小野氏は「沖縄での2年間の勤務は非常に得がたい経験だった。今後も沖縄関係の仕事に携わることがあると思う。ここで学んだことを次の業務に生かしたい」と語った。
両氏の人事は14日付。小野氏は防衛省大臣官房審議官に、宮崎氏は北海道防衛局長に就く。
玉城知事は、自衛隊による急患搬送や不発弾処理、新型コロナウイルスの感染拡大期における医療支援に謝意を伝えた。
また、周辺情勢の変化を念頭に「平和外交に徹する姿勢をしっかり打ち出していただければ、日本国家に対する信頼はそう簡単には崩れない」などと語り、地域の安定に向けた両氏の活躍を期待した。
(知念征尚)