いざ北の大地へ 北海道総体の沖縄県選手団が結団式 26競技に414人出場


この記事を書いた人 琉球新報社
結団式を終え、大会に向けて意気込む選手たち=12日午後、那覇市の県立武道館(小川昌宏撮影)
結団式で選手を代表して決意表明する北部農林の長谷川晴也(左)。右は旗手を務める豊見城の田久保成軌=12日午後、那覇市の県立武道館(小川昌宏撮影)

 2023年度全国高校総合体育大会「翔び立て若き翼 北海道総体2023」の沖縄県選手団の結団式が12日、那覇市の県立武道館で行われた。県内からは26競技28種目に414人(男子251人、女子163人)が出場し、全国の大舞台へ挑戦する。

 北海道総体は北海道を主会場に行われ、22日に総合開会式が行われる。山形、栃木、和歌山の各県でも開催される。21日に先行開催される少林寺拳法を皮切りに、8月21日までの約1カ月間、北の大地で熱戦を繰り広げる。

 結団式には離島の選手らを除く約400人が参加。県選手団の城間敏生団長(県高体連会長)は「本県の代表選手としての自信と誇りを胸に、すべての競技において力を存分に発揮し、躍進されることを期待している。良き思い出が心に残るよう、さわやかで活気あふれるプレーを展開してください」と激励のあいさつをした。旗手を務める田久保成軌(豊見城高校男子ソフトテニス部)に、城間団長から団旗が手渡された。

 県選手団を代表し、レスリングに出場する北部農林の長谷川晴也は「高校入学当時から新型コロナウイルスの影響により、練習や大会にも制限があった。それでも競技に真摯に向き合い、苦難を乗り越えることができたのは、大会の運営に携わる方々、指導者、家族、そして仲間がいたからです。この沖縄の空が北海道へと続いている。多くの人の思いを胸に沖縄県の代表として、北海道の地で堂々とはつらつと、全力でプレーする」と決意を表明した。
 (屋嘉部長将)