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北部テーマパークの準備会社、支出先行で19億円の損失 23年3月期 株主資本は224億円に増額 「パーク計画は順調」


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2025年前後に開業を目指す北部テーマパークの予定地=今帰仁村(提供)

今帰仁村で整備が進められている北部テーマパーク事業の準備会社・ジャパンエンターテイメント(JE、名護市)の2023年3月期決算が12日、官報で公告された。建設中であることから支出が先行する形となり、19億2千万円の純損失を計上した。

開発の元手となる株主が出資した株主資本は前期の67億7300万円から増額し、224億3800万円となった。担当者は今期の赤字計上について「北部テーマパークの計画に支障は出ていない。開発段階なので収支で費用がかかっている状況だが、順調に進んでいる」と説明した。

同社は18年に設立し約5年かけて準備を進め、今年2月に起工式が開かれた。25年前後の開業に向けて、今帰仁村呉我山の建設予定地で工事を進めている。
(謝花史哲)