北大東へのレーダー配備検討で防衛相「有力な候補地」 20日に住民説明会


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閣議後会見で説明する浜田靖一防衛相=14日、防衛省

 【東京】北大東村への移動式警戒管制レーダーの配備検討を巡り、浜田靖一防衛相は14日の閣議後会見で「有力な候補地として検討している」と述べ「きちんと説明して理解を得なければならない。丁寧に進めたい」と語った。防衛省は20日、北大東村中野の村人材交流センターで住民向け説明会を開催する。

 浜田氏は太平洋側の区域を「これまで警戒監視の空白地帯だった」とし「周辺国などの活動が拡大し活発化する中で、太平洋側を含めて日本周辺空域を継続的に警戒・監視する体制の強化は重要な課題だ」と強調した。

 防衛省は村議会や村による自衛隊誘致の意向を受け、測量などの現地調査を進めてきた。関係者によると、候補地は島の北側約7ヘクタールの村有地。これに加えて南側の別の場所にも装備の一部を設置することも検討している。(明真南斗)