離島のタクシー運賃、来月14日から値上げ 普通車の初乗り30円増 沖縄総合事務局が決定


この記事を書いた人 琉球新報社
石垣島離島ターミナルの前に並ぶタクシー(資料写真)

 沖縄総合事務局は14日、離島地区のタクシー運賃の値上げ改定を発表し、8月14日から適用すると発表した。普通車の初乗り運賃は現行の450~470円(1.167キロ)が、480~500円(1.136キロ)となり、上限値の比較で30円値上がりする。信号待ちや渋滞などで走行速度が10キロ以下になった場合の時間を運賃に反映させる「時間距離併用制」も新たに導入する。

 普通車の加算運賃は現行が336~351メートルで60円だが、改定後は463~482メートルで100円になる。減速時の時間距離併用制運賃は2分50秒~2分55秒で100円。

 日中に普通車を利用した場合の運賃の目安は、石垣市の南ぬ島石垣空港から市役所まで(12.1キロ)が2900円で、現行から460円増。宮古島市の宮古空港から東平安名崎まで(21.5キロ)は4900円で840円円増となる。

 沖縄本島地区の運賃についても事業者からの値上げ申請を受けて審査中で、今秋にも改定が見込まれる。
 (當山幸都)