甲子園出場を懸けた第105回全国高校野球選手権記念沖縄大会の第11日は15日、沖縄セルラースタジアム那覇で準決勝2試合を行う。午前10時開始の第1試合は初の4強入りを果たしたウェルネス沖縄と昨年夏の甲子園出場校、興南が戦う。午後0時半開始予定の第2試合は今春の全国選抜大会16強の沖縄尚学と、8年ぶり5度目の4強入りを果たした宮古が対戦する。4校の戦力や見どころを紹介する。決勝は16日午後1時から同球場で行われる。
第1試合(午前10時開始) ウェルネス―興南
県春季大会優勝のウェルネス沖縄と昨年夏の甲子園出場校、興南がぶつかる。両チームとも打率は3割5分を越え、1試合平均安打数はウェルネスが11本に対し、興南が10本と互角の打撃力を持つ。そのため、打ち合いも予想される。投げては左投手がそろい継投でつなぐ興南か、5投手の防御率がいずれも0・00のウェルネスか。どちらが相手の強力打線を抑えられるかが勝負を決める鍵となる。
第2試合(午後0時半開始予定) 沖尚―宮古
春の全国選抜16強の沖縄尚学と甲子園初出場を狙う宮古が対戦する。沖尚の1試合平均7得点、チーム打率3割4分1厘に対し、宮古5得点、打率2割7分と打撃面では沖尚が上回る。だが、盗塁数で4強最多の宮古は機動力を生かし相手守備をかき乱しながら、主導権をつかみに来ると予想される。戦い方を知る沖尚と、チャレンジ精神で臨む宮古のどちらの勢いが勝るかが見ものとなる。