8月のお盆に向けてピークを迎えると言われるランドセル商戦。本紙の保護者アンケートでは、購入時期は8月が16.2%と一番多く、次に多いのは12月で14.8%だった。夏から年末にかけて購入したと回答した割合が高く、夏休みや年末年始の長期休みにランドセルを購入する家庭が多いことが分かった。
購入したランドセルの決定理由を複数回答可で尋ねた質問では「子どもが好きな色」が79.7%と圧倒的に多く、次いで「デザイン」51.3%、「重さ」37.6%という結果になった。
色の多様化に伴い、女児に人気な色は紫(スミレ・ラベンダー)が36.1%で1位となり、続いて水色とピンクが17.3%で同率2位だった。定番の赤は4位だった。男児は黒が68.7%と1位、2位は青、3位は紺(ネイビー)だった。
また、近年は重たいランドセルを長時間背負うことで児童の心身に影響を及ぼす「ランドセル症候群」という言葉も登場していることから、ランドセルの重さも購入時の重要な決め手になっていることが明らかになった。
(與那原采恵)