4~6月期、沖縄の中小企業の景況はプラス24.8 5期連続プラス超 県同友会まとめ


この記事を書いた人 Avatar photo 仲井間 郁江
那覇市内(資料写真)

 沖縄県中小企業家同友会は2023年4~6月期の景況調査を発表した。前年同期と比較した業況判断指数(DI)は全業種でプラス24・8で、前期(23年1~3月期)から0・2ポイント改善し、5期連続でプラス超だった。

 人流が戻り回復が続く観光客需要や県内消費などを背景に売り上げは伸ばす一方で仕入れ高増もあり「不変」の回答が増加した。資金繰りがマイナスに転じるなど同会は「実態は横ばい」と評価し、楽観視できない状況という。

 売上高DIは建設業と製造業で大幅に改善しプラス超に転化。流通・商業は大幅に悪化したが、プラス超は維持し、全業種プラス超で、前期から0・5ポイント増のプラス24・6となった。

 一方、資金繰りDIは製造業が大幅に悪化しマイナスになるなど全業種でマイナス1・5。前期から6・4ポイント悪化した。