【名護】名桜大学は13日、元プロ野球選手の大嶺祐太さんを講師に迎え、スポーツ健康学科の2、3年生を対象にした特別就活講座を開いた。大嶺さんは自身の経験から、人と人との縁やコミュニケーションの重要性を訴え、集まった大学生に「自分がやりたいことの過程をしっかり大事にすること。後悔だけはしてほしくない。一日一日できることをしっかり考えて取り組めば後悔する度合いも少なくなる」とエールを送った。
講座は、スポーツでキャリア形成を図る学生に役立ててもらおうと年7~8回程度開催しているキャリア講座の一環。大学によると、沖縄県出身者かつ一流の舞台で活躍し、第二のキャリアを積み上げている人物として大嶺さんが選ばれた。
石垣市出身の大嶺さんは八重山商工高校を卒業後、千葉ロッテマリーンズなどで活躍した。引退後は飲食店やアパレルを経営している。
大嶺さんは講演後に「私の経験を頭の隅に入れて役に立ったと思ってくれればうれしい」と語った。
(武井悠)