台風5号、沖縄地方で高波や強風の恐れ 特に八重山や宮古で影響か(24日午前)


社会
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台風5号の経路図(24日午前9時現在、気象庁ホームページより)

 気象庁の発表によると、強い台風5号は24日午前9時現在、フィリピンの東の海上にあり、時速10キロの速さで西に進んでいる。発達しながらフィリピンの東を北西へ進み、非常に強い勢力となって26日から27日ごろにかけてフィリピンと台湾の間の「バシー海峡」に達する見込み。今後、台風の進路がより西側にずれると、沖縄地方に接近する見込みは低くなるが、高波や強風などの影響が出る可能性がある。

 特に先島諸島では、東側にある太平洋高気圧の影響で、気圧の傾きが大きくなり、波が高くなるほか、風が強まる恐れがある。沖縄気象台は、今後の台風の進路や気象情報に注意するよう呼びかけている。

 台風の中心の気圧は965ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は55メートルで、中心から半径130キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっている。半径440キロ以内では、風速15メートル以上の強風が吹いている。

 沖縄気象台の24日午前10時発表の天気予報によると、高気圧に覆われておおむね晴れている。所によりにわか雨が降る見込み。大東島地方では所により雷を伴う見込み。

 24日の沖縄地方の沿岸の海域はうねりを伴い波がやや高く、先島諸島では次第に波が高くなる予報で、25日の先島諸島は次第にしけ、沖縄本島地方でも波が高くなる見込み。
(慶田城七瀬)