日本ハンドボールリーグ(JHL)男子の琉球コラソンは23日、広島県のマエダハウジング東区スポーツセンターで安芸高田ワクナガハンドボールクラブと今季第4戦を行い、26―35で敗れた。コラソンは開幕から4連敗となった。
前半は相手GKの好セーブで得点を阻まれ、コラソンの攻撃のミスも重なり点が伸びなかった。終了間際に中川智規、東江太輝、髙橋翼の3連続得点もあり、14―18で折り返した。後半はシステムを変えたワクナガの守備に苦戦した。終盤は攻め急いで得点できず、逆に得点を決められ点差を広げられた。ワクナガの川上勝太(興南高―日体大出)は1得点、根路銘泰成(興南高―東海大出)は2得点を挙げた。
コラソンは次戦、30日午後1時から石垣市中央運動公園総合体育館で福井永平寺ブルーサンダーと戦う。
これまで何度も勝利していたワクナガに対して、コラソンは攻守で波に乗れず黒星を喫した。
前半は相手の高めの横一線守備に手を焼いた。複数人で止めにくるワクナガに、コラソンは個々の選手がボールを持ちすぎた。ラインクロスやパスミスなどで攻撃機会を失い、そこから連続失点をした。
後半に入るとワクナガが3―2―1守備に変更。佐藤草太や東江太輝の素早い攻撃で打開しようとしたが、相手に速くスペースを埋められ得点できなかった。パン・エンジャー(潘恩傑)がロングシュートを決め、相手守備に揺さぶりをかけられそうだったが、直後にパンが一発退場となって高さのある長距離砲を失う。石川出のロングシュートで連続得点を挙げるも、その後は攻め急いで点が伸びず、逆にワクナガが得点を決めリードを広げられる悪循環に陥った。
開幕4連敗と白星が遠いコラソン。東江正作監督は「戦う姿勢が出せていない。一度、リセットしないといけない」と頭を抱える。「今は我慢の時。やるべきことを徹底して、覚悟を持ってやらないと」と悔しさをにじませながら、石垣島での次戦に挑む。
(屋嘉部長将)
(23日・マエダハウジング東区SC)
安芸高田ワクナガ(2)
35―26(18―14,17―12
琉球コラソン(0)