岡田沖縄相、西普天間の琉大病院移転先を視察 宜野湾市長「都度の支援お願いした」


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宜野湾市の松川正則市長(前列左端)と琉球大学の西田睦学長(同左から3人目)から説明を受ける岡田直樹沖縄担当相(同2人目)=26日、宜野湾市

 【宜野湾】岡田直樹沖縄担当相は26日、沖縄健康医療拠点として琉球大学病院と同大医学部の移転工事が進む、宜野湾市の米軍キャンプ瑞慶覧・西普天間住宅地区跡地を視察した。宜野湾市の松川正則市長と同大の西田睦学長らが案内した。

 岡田担当相は工事の進展について関係者らから説明を受けた。松川市長によると2025年の開院・開学に向けて、事業の完了までに支援する姿勢を見せたという。

 松川市長は6月に閣議決定された経済財政運営と改革の基本方針2023、いわゆる骨太方針に沖縄健康医療拠点の推進と24年度末までの完了を目指すことが明記されたとして、岡田担当相に感謝した。一方で建築資材が高騰していることから「都度の支援をお願いした」という。

 西田学長は病院屋上にヘリポートが設置されることで、離島などの広域の患者を受け入れられる体制や、感染症に対応できる設備が整備されることを説明した。さらに県内初の特殊疾患患者らを受け入れる高度救急救命センターの設置も予定されており「県民の期待と安心のためにも支援の協力を求めた」と語った。

 琉球大学によると、移転後の病院は25年1月開院、医学部は同4月開学を目指している。
 (名嘉一心)