「太陽の花」県花卉園芸農業協同組合　販売高3.6％増56億5560万円　出荷本数は7.4％減　22年度

　「太陽の花」ブランドを展開する沖縄県花卉（かき）園芸農業協同組合は27日、恩納村コミュニティセンターで2023年度通常総会を開いた。22年度の販売事業実績は出荷本数が前年度比7・4％減の1億3351万本、販売高は同3・6％増の56億5560万円だった。事業利益は同80・8％減の708万円で、経常利益は同67・4％減の668万円だった。

　22年度の菊市場は資材費高騰などで農家の減少があり、品薄の状況のため高値で取引されたという。また定期注文を増やすなどの取り組みで販売の安定化にも努めたという。一方資材費や輸送費の高騰が大きく、利益の減少につながったという。

　農家に対する指導事業は、局地的降雨や曇天、病害虫の発生などが影響し、生産計画達成率は87％だった。同組合で選別し共同で花を出荷した共選率は78％だった。

　子会社の県花卉卸売市場は売上高が同14％増の10億468万円、経常利益は50万円だった。

（福田修平）