7月28日の久高友弘市議の会見での冒頭発言と記者団との主なやりとりは次の通り。
「大変お騒がせした。精神的、肉体的に体調不良になり治療していた。徐々に回復したため記者会見を行うことにした。今回の事案について、2004年に水道局の土地所有権を主張する後見人から那覇市に占有された土地を取り返してほしいと相談を受けたのが始まり。私自身が金銭の授受はしていないが、議長室で行われたことで、市民に不信感を募らせ、市議会に多くの信頼の低下を生じさせた」
―今後の議員活動についてと、発端となった土地所有を巡る問題への対応は。
「市民の負託に応えるために議員活動は続ける。土地所有の件は戦後処理の問題でもある。戦後一貫して土地を那覇市に占有されているということが確認できる状況だ。議会でただすべきはただしていくことに変わりない」
―警察から事情聴取は受けたのか。
「一度もない」
―久高氏の主張を裏付けるものはあるのか。
「私はただ、この仕事を成功させたい。後見人の依頼を受けて純粋に取り組んできた。この件が新聞記事になり、市民から励ましの手紙もあった」
―5千万円はあくまで「貸し借り」だと主張するが、その根拠は。
「貸主と後見人との間で、とりまとめができなかった場合には貸した金(5千万円)を無利息で全額返還すると取り決めた文書がある」