遊泳中に溺れ8歳男児が重体 沖縄旅行中の水難事故 本部町備瀬崎の海岸


この記事を書いた人 琉球新報社
男児が溺れた海岸=28日午後6時ごろ、本部町の備瀬﨑海岸

 28日午後3時ごろ、本部町備瀬崎の海岸から約20メートルの海上で「小学生くらいの男の子が溺れており、浜に引き上げた」との119番通報があった。本部町今帰仁村消防組合や名護海上保安署によると、宮崎県から旅行中の8歳男児がシュノーケリング中に母親と共に波にのまれて溺れ、現場に居合わせた人に浜辺に引き上げられた。母親の生命に別条はない。

 男児は心肺停止、意識不明の状態でドクターヘリにより本島北部の病院に運ばれ、後に心肺再開した。名護海保によると、28日午後10時時点で男児の意識は回復していないという。

 遊泳時、男児は水中メガネとシュノーケルを着け、ライフジャケットは着用していなかったという。2人が泳いでいたのは干潮から満潮へと海面水位が上昇する時間帯だったとみられる。