高文祭が鹿児島で開幕 沖縄から16部門に280人参加 全国高校総合文化祭


この記事を書いた人 Avatar photo 仲井間 郁江
総合開会式に県代表として参加する那覇国際高2年の伊藤美波さん=29日、鹿児島市西原商会アリーナ

 【鹿児島から高橋夏帆】文化系部活動の祭典「第47回全国高校総合文化祭」(文化庁、全国高校文化連盟など主催)が29日、鹿児島県で開幕した。全国から約2万人の高校生が集まり、8月4日まで7日間にわたって、日ごろの活動で磨いた技や研究の成果を披露し競い合う。4年ぶりに規制が大幅に緩和された大会となる。

 全国高校総合文化祭は、1977年から各都道府県が持ち回りで開催し、今年で1巡を迎える。今大会テーマは「47の結晶 桜島の気噴(いぶき)にのせ紬げ文化の1ページ」。沖縄県からは郷土芸能や合唱、書道など、16部門に280人が参加する。

 初日の29日は、鹿児島市の西原商会アリーナで総合開会式が開かれた。沖縄県代表として、那覇国際高2年の伊藤美波さんが参加。会場に入場した伊藤さんは、1993年に沖縄県で開催された大会のテーマ名「おこそう 文化の波 マリンロードにのせて」を読み上げた。

 午後5時からは鹿児島市内でパレードがある。総合開会式とパレードは、鹿児島県公式ユーチューブでライブ配信される。

 県勢は初日、自然科学部門に球陽高SSHクラブ(化学)やコザ高地球科学同好会(地学)、辺土名高サイエンス部(ポスター発表)が発表を行う他、美術・工芸や写真部門に出品した生徒の作品展示がある。