県農林水産部は20日、ソデイカの拠点産地として糸満市を認定した。ソデイカ(方言名、セーイカ)の拠点産地認定は県内初。
同日県庁で認定式が開かれ、県農林水産部の玉城肇農漁村基盤統括監から上原裕常糸満市長に認定証が手渡された。
ソデイカは体長約1メートル、重量20キロにもなる最大級のイカ。糸満市の糸満漁港は、県内で最も多くイカ類が水揚げされる。2013年の県水産業公社地方卸売市場でのイカ類取扱量は、472トンで県全体の21・4%を占める。
1日からソデイカ漁が解禁されたことについて、糸満漁協の大嵩博正ソデイカ生産部会長は「今期は、例年に比べ1キロ当たり約500円高く取引されており、サイズも大きい」と説明した。
認定式に参加した糸満漁協の金城宏組合長は「糸満市のセーイカとして、県外にブランドとして出荷でき、商品に対する信用度も高まる」と笑顔で話した。
糸満市は今後、ソデイカのブランド化推進を加速させたい意向を示した。