第38回わんぱく相撲全国大会が30日、東京都の両国国技館で行われ、6年生の部で山城真優(伊江西クラブ)が準優勝を果たした。5年生の部は呉屋宜和(辺野古相撲クラブ)が3回戦敗退、4年生の部は宮原金士(同)が2回戦敗退だった。
山城真優(伊江西クラブ)は決勝で負けてしまったが、準決勝では自分より体格の大きい相手から勝ち星を奪った。優勝を逃し悔しい気持ちが強いが、引いてばかりだった昨年と比べ今回は自分から攻めることができ、成長を感じられる大会となった。
初戦から寄り倒しや押し出しで順調に勝ち上がった。準決勝で戦ったテムージンチルグン(モンゴル)は優勝候補の1人。体格が二回りほど大きく、身体面では不利な状況だった。
それでも山城は物おじせず、落ち着いた相撲を見せ10秒弱で試合を決めた。立ち会いで頭から勢いよくぶつかると、稽古で培った持ち前の力強さを発揮。しっかりと腰を落とした状態で相手を土俵際まで押し込んで、そのまま寄り切った。
同大会準優勝は4年生の時以来。「中学生になっても全国大会に出場して、優勝を目指す」と今度こそ頂点を取るつもりだ。
(砂川博範)