台風6号、沖縄県内12市町村で避難所開設 高齢者多く、他の自治体も気象状況を見極め開設へ


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避難所に案内される80代女性=31日、沖縄市の沖縄市役所

 大型で非常に強い勢力の台風6号の接近に伴い、南大東村や沖縄市など沖縄県内12市町村で避難所が開設された。31日午後8時時点で少なくとも49人が避難しており、避難者の多くは高齢者となっている。他の市町村は暴風警報の発令や大雨などの気象状況を見極めながら適切なタイミングで避難所を開設する方針。

 最も避難者が多いのは伊是名村で、村産業支援センター内に設置された避難所に12人が避難した。一方、31日午後に暴風警報が発表された南大東村では9人が、北大東村では1人が避難した。

 沖縄市役所に開設された避難所には午後8時までに9人が避難。古い木造の家に住むという80代女性は「とても不安で、台風が明日にかけてひどくなると聞き、早めに避難してきた。自宅は雨漏りしており、風が強くなるとガタガタと音が大きく、テレビも映らなくなる。足が悪くつえをついての歩行のため、早めの避難を心がけている」と語った。

(吉田健一まとめ)