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反戦へ連帯確認、県民の会が初会合 保革を超えた取り組み目指し 沖縄・宜野湾


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第1回の運営委員会であいさつする瑞慶覧長敏共同代表=31日、宜野湾市野嵩

 【宜野湾】戦争に反対し、保守・革新を超えた取り組みを目指そうと7月25日に発足した全県組織「沖縄を再び戦場にさせない県民の会」は31日、宜野湾市野嵩で第1回の運営委員会を開いた。瑞慶覧長敏共同代表と山城博治事務局長ら14人が参加した。

 9月24日の同会設立キックオフ集会の内容について、設立報告のほか、防衛力の強化が進む南西諸島の地域などから現地報告や連帯メッセージを募り、発表することなどを決めた。瑞慶覧共同代表は「戦争をさせないという一点で集まった会だ。県内にとどまらず、世界で連帯していく会にしよう」とあいさつした。

 同会は保革を超えた取り組みを目指す。運営委員会は今後の活動方針として、県議会や国会の与野党各会派や団体を訪ね、要請などを通じて反戦平和の意志を発信していくことも決めた。

 運営委員会は女性の共同代表を選出する方針。人選は次回以降の継続審議となった。

(名嘉一心)