全国高文祭の郷土芸能部門、八重山農林が最優秀賞 「米ぬ為し」で豊作の喜び表現 県勢受賞は2年ぶり


この記事を書いた人 琉球新報社
第47回全国高文祭の郷土芸能部門でグランプリを受賞した八重山農林高郷土芸能部の演舞「米ぬ為し」=7月30日、奄美市の奄美川商ホール(南海日日新聞提供)

 【鹿児島で高橋夏帆】鹿児島県で開催されている第47回全国高校総合文化祭の郷土芸能部門で1日、八重山農林高校郷土芸能部が最高賞となる文部科学大臣賞・最優秀賞に輝いた。

 八重山農林高3年で部長の嵩田晄(ひかる)さん(17)は「休みなく練習してきた。努力が実って本当にうれしい。東京公演では、農業高の私たちならではの元気さを引き出して臨む」と喜びを語った。同高は7月31日、米の発芽から収穫までを表現し、豊作の喜びを伝える演目「米ぬ為し」を披露した。

 県勢が同部門で最優秀賞を受賞するのは2021年の南風原高校以来、2年ぶり。八重山農林高校は、8月末に東京の国立劇場で開催される優秀校公演に出演する。
 (高橋夏帆)