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与那原大綱曳、着々と準備 綱用のわら搬入「強い綱を編もう」と気合い 20日に開催 沖縄・与那原


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わらを手際よく搬入する実行委メンバーら=7月26日、与那原町与那原の与那原大綱曳倉庫

 【与那原】与那原大綱曳(ひき)実行委員会(國仲健次委員長)の事務所開きが7月25日、与那原大綱曳倉庫で行われた。26日には同倉庫で綱用わらの搬入があり、8月20日に開催される与那原大綱曳に向けて、着々と準備が進められている。実行委メンバーらは「町内外から注目される与那原大綱曳を成功させたい」と気合が入っている。

 25日は國仲実行委員長と、与那原大綱曳まつり運営委員長の照屋勉町長が大綱曳実行委員会の看板を掲揚し、清めの酒をかけた。参加した実行委メンバーらは、喜屋武一彦町議会議長の音頭で乾杯し、大綱曳本番に向けて意気込んだ。

 照屋町長は「いよいよという感じ。26日に金武町からわらを搬入し、3週にわたって各区での綱作りが始まる。本番まで一致団結し、『与那原ここにあり』と示していこう」とあいさつした。國仲実行委員長は「親川(拝所)で事務所開きの報告をしてきた。与那原大綱曳は町内外から注目され、運営委と実行委、皆さんの協力を得ながら成功させたい」と話した。

大綱曳実行委員会の看板をかける照屋勉町長(左)と國仲健次実行委員長=7月25日

 26日には綱用わらの搬入が行われた。与那原大綱倉庫に、金武町屋嘉産のわらが4トントラックと2トントラックで次々と運び込まれると、30人ほど集まっていたボランティアたちが手際よく倉庫奥に積んでいった。

 この日はあいにくの荒天で、ぬれた一部のわらは倉庫一面に敷かれたブルーシートに広げられた。実行委の具志堅毅副委員長は「わらはぬれたままだと弱くなりカビも生えるので、今後、晴れた日に干す必要がある」と話す。今年は久米島町でも大綱曳が行われる予定で、与那原の綱を引き継ぐことが決まっている。具志堅副委員長は「丈夫で強い綱を編もうと、みんな気合が入っている」と表情を引き締めた。

 ボランティアとして参加した宇垣優さん(52)は「与那原出身だが、引っ越して大綱曳からも離れていた」と話す。再び携わるようになったのは昨年からだ。「また参加して、伝統文化が今も残っている素晴らしさを意識するようになった。チムドンドン(心がどきどき)する」と積まれたわらを前に笑顔を見せた。
 (上江洲仁美、岩崎みどり)