週末まで続く台風の影響、玉城知事「風雨おさまるまで屋外作業は控えて」 沖縄県が災害対策本部会議


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台風6号の被害状況の報告や今後の対応を話し合う沖縄県の災害対策本部会議=3日、県庁

 沖縄県は3日午後、災害対策本部会議を開き、台風6号の各地の被害状況や今後の対応などが報告された。玉城デニー知事は、台風が進路を東に変えて再び久米島や沖縄本島地方に接近する見込みで速度も遅いことから、影響が長引く恐れがあるとして「風雨がおさまるまで、屋外での作業は大変危険なので絶対に行わないで」と求めるなど「命を守る行動を最優先に行ってほしい」と警戒を呼び掛けた。

 また、沖縄を訪れている観光客に対しては海に近づいたり、風雨が強い中で不用意に宿泊先を出ることはやめ、宿泊施設スタッフの指示に従うよう求めた。

 会議では沖縄気象台が台風の状況を報告した。台風は4日に進路を東に変え、沖縄本島地方では5日から6日にかけて再び暴風や大雨となる見通しだとし、これまでの暴風や大雨で影響を受けた場所では「被害が拡大する恐れがある」として、台風対策や復旧活動には最新の台風情報の確認を呼び掛けた。