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大型で強い台風6号の接近に伴い、沖縄気象台は4日午前4時38分、久米島に暴風警報を発表した。台風は沖縄本島地方に再び接近しており、慶良間・粟国諸島には4日昼前、本島の北部や中部には夕方ごろに暴風警報を発表する見通し。本島全域や久米島に大雨警報(土砂災害)や波浪警報なども発表されている。
沖縄気象台によると、台風が最も接近する時間帯は久米島は5日未明から明け方、慶良間・粟国諸島は5日昼前から昼すぎ、本島中南部は5日昼すぎから夕方、北部は5日夜と予測している。暴風が終わる時間帯は本島中南部は6日午前、本島北部は6日午後、久米島は5日遅くを見込んでいる。
台風は4日午前5時現在、宮古島の北北西約270キロの海上に位置し、ほとんど停滞している。中心の気圧は960ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル。
最大瞬間風速は50メートルで中心の東側220キロ以内と西側165キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっている。また、中心の南側800キロ以内と北側440キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いている。
沖縄地方は、台風と大潮の時期が重なり6日にかけて潮位が高くなる見込み。気象台は、低い土地の浸水や冠水などに警戒を呼びかけている。