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弾薬庫区の集落跡、普天間飛行場内の遺跡…沖縄の埋蔵文化財の最新調査を報告 27日まで企画展も


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嘉手納弾薬庫内の大工廻八所集落跡の住居跡の調査結果の説明=西原町の県立埋蔵文化財センター

 【西原】2022年度に発掘調査した埋蔵文化財についての調査報告会が6日、西原町の県立埋蔵文化財センター研修室で開催された。台風6号が通過した後の土砂降りの雨の中、間隙(かんげき)を縫うように行われた。

 発掘調査速報として(1)首里龍潭池(旧称魚小堀)の横にある松崎馬場跡(2)嘉手納弾薬庫地区(知花地区)内の大工廻八所集落跡(3)那覇市小禄宮城(みやぐすく)に所在する平田原遺跡(4)宜野湾市普天間飛行場内大山岳之佐久原第一遺跡・伊佐上原南遺跡の4カ所について、センターの専門員が説明した。

 速報報告書で紹介された埋蔵文化財を展示公開する企画展(7月11日~8月27日)の一環の文化講座として行われた。

 来年3月には詳細な発掘調査報告書を予定している。詳しくは県立埋蔵文化財センター、電話098(835)8752。
 (喜屋武幸弘通信員)