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青切りシークヮーサーの出荷始まる 北部地域の首長らが消費拡大へPR


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シークヮサーにはさみをいれる渡具知武豊名護市長(左から3人目)ら関係者=17日、名護市勝山

 【名護】県や北部地域の自治体で構成する北部地区シークヮーサー生産・出荷・販売推進会議は17日、名護市勝山で「2023年度青切りシークヮーサー初出荷式」を開催した。渡具知武豊名護市長や平良武康本部町長、友寄景善大宜味村長など、大勢の関係者らが参加し、シークヮーサーの消費拡大や販売促進をPRした。渡具知市長は「シークヮーサーは機能性の面でも注目が高まっている」と述べ、県外での需要増に期待を示した上で、消費拡大をPRした。

 北部農林水産振興センターによると、23年度のシークヮーサーの生産量は3801トンで、直近5年間の平均3503トンを上回ると予想している。一方、台風6号の影響で、一部の農園で果実が落ちる被害などがあったが、全体的に最小限に抑えられているという。

 勝山でシークヮーサーを育てる安村開己(はるみ)さん(36)は「青切りシークヮーサーは酸味があって、フルーツシークヮーサーは甘い。四季折々の味を楽しんでほしい」とアピールした。
 (金城大樹)