琉球新報社 
【宮古島】民間事業者が県有地の宮古島市伊良部の佐良浜漁港に無許可で工作物の整備を進めていた件で、同漁協は22日、市内で記者会見を開いた。担当者は工作物の建設は理事会の承認を得ておらず、工事が始まることも分からなかったとして「前組合長の判断でやっている」と主張した。
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漁協によると、工事をする際に市役所へ提出する建築工事届に、前組合長の伊良波宏紀氏が漁協理事会の承認を得ずに押印したとして「本来なら理事会に諮るべきだった」と主張。また、理事会の承認を得ないまま着工し、コンクリートの打設に至ったとし「県の占用許可がないことも知らされていなかった」と説明。漁協は一連の経緯を宮古島署に相談したという。
民間事業者の担当者は「まるで私たちが勝手にやっているかのような報道がされている。県や漁協にちゃんと説明しながら進めてきた」と強調した。
（友寄開）
