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米軍、防錆施設建設で準備作業に着手 嘉手納基地内でボーリング作業、敷地造成へ機材を搬入


この記事を書いた人 琉球新報社
防錆整備格納庫の建設が計画される米軍嘉手納基地の旧駐機場「パパループ」

 【嘉手納】米軍嘉手納基地の元駐機場「パパループ」での防錆整備格納庫建設計画を巡り、在日米軍は23日、琉球新報の取材に「日本政府との調整後、嘉手納基地の重要な腐食防止施設の建設に関連する初期作業が始まった」と回答した。沖縄防衛局によると、既に建設予定地周辺の盛り土部分でボーリング作業が行われており、敷地造成のため8月末までに機材が運び込まれる予定だという。

 在日米軍は「このプロジェクトは日本環境管理基準(JEGS)を順守し、周辺住民への潜在的な影響を緩和するための対策を含んでいる」としている。

 米軍は今月中にも工事に着手することを、沖縄防衛局に通知していた。格納庫の本体工事は2024年6月ごろに着手し、28年夏ごろの完成が見込まれている。
 (石井恵理菜)