バスケットボールの世界一をかけたFIBAバスケットボールワールドカップ2023は25日、日本とフィリピン、インドネシアの各国会場で開幕し、1次リーグが始まった。日本会場の沖縄アリーナ(沖縄市)ではグループEの2試合が行われ、日本は初戦のドイツに63対81で敗れた。会場には国内外から多くのバスケファンが駆けつけ、代表選手のプレーに歓声を上げ、アリーナは熱気に包まれた。
沖縄アリーナには満員の観客が来場した。県内では奥武山公園に唯一の公式ファンゾーンが設置されたほか、沖縄市、北谷町、宜野湾市にパブリックビューイング会場が設けられ、多くの来場者が熱戦を見守った。
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沖縄アリーナ開幕戦のフィンランド対オーストラリアは98対72でオーストラリアが勝利した。日本戦の前には、開幕を記念したオープニングセレモニーがあり、エイサーや獅子舞、舞踊などの伝統芸能が披露され、客席からは大きな拍手が巻き起こった。岸田文雄首相ら政府要人も、会場で開幕戦を観戦した。
大会は32チームが参加。1次リーグは4チームずつ8組に分かれ、各組2位までが2次リーグに進む。日本は次戦、27日午後9時10分からフィンランドと対戦する。
(池田哲平)