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世界最高峰のバスケットボールの祭典・ワールドカップ(W杯)が沖縄市の沖縄アリーナで始まった。普段は琉球ゴールデンキングスのホームコートとして南国風の装飾が施されるアリーナが、W杯仕様の青と紫を中心とした色合いに変貌。各国のジャージーを着た国際色豊かな観客が、迫力あふれる華麗なプレーに大歓声を送った。県内4カ所のファンゾーンにも聴衆が訪れ、島中が世界のプレーに見入った。
フィンランドとオーストラリアによる開幕戦に招待された北谷中バスケ部の上間祇汰さん(15)は「いつものキングスの時とは違ってNBAみたいな雰囲気だ。すごいプレーを見たい」と目を輝かせた。
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北谷町の松本友毅さん(39)=自営業=は、6歳の息子に世界レベルのプレーを見せようと来場した。松本さんは「会場の熱気とプレーの迫力がすごい」と大興奮の様子。バスケを始めようとしてる瑚陽ちゃんに向け、「将来はこういう世界の舞台に立ってほしい」と目を細めた。
関東から観戦に訪れた岡田瑞樹さん(34)は「初めて沖縄アリーナに来たが、きれいで選手との距離が近い。世界のバスケファンが大勢来ていて雰囲気も良かった」と話した。
W杯の来場者をもてなそうと、県内外の大勢のボランティアも活動している。会社仲間8人で観客誘導のボランティアに参加した久貝信博さん(37)=沖縄市=は「今年はキングスの優勝もあって、W杯も開催された。全国の中でも沖縄がバスケで盛り上がっている地域として広まってほしい。バスケが観光の一助にもなれば」と期待を込めた。
(梅田正覚)