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那覇空港への国際線、「新規就航や増便の声多い」のに…回復がコロナ前6割のワケ


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那覇空港(資料写真)

 那覇空港ターミナルビルの国際線の就航社数は24日時点で14社に上り、新型コロナウイルス感染拡大前の2019年1月時点の22社と比較すると、6割程度まで回復している。那覇空港ビルディング(NABCO、安里昌利社長)が同日、明らかにした。

 那覇空港国際線で現在運航しているのは台北、香港、仁川、上海、クアラルンプールの5路線14社。今後は9月から北京、11月からシンガポール路線が再開予定。

 航空各社からは新規路線の就航や増便を望む声が相次いでいるが、地上ハンドリングスタッフや保安検査員の人手不足から、対応が厳しい状況だという。

 安里社長は「人員強化は必須だ。深刻な人員不足に対応するため、7月には航空業界の就職合同説明会を開いた」と話した。24年1月ごろにも合同説明会を計画している。

 このほか、那覇空港の美観向上を目的に、同社の役職員が館内のごみ拾いなどを行う「クリンネス(清潔な)空港世界一プロジェクト」を7月3日に開始したと発表した。

 世界の空港や航空会社の評価を行う英国SKYTRAX社のランキングで上位を目指す。

(與那覇智早)