農林中金の奥理事長 100周年迎え東村で農業体験 「原点を見つめ直す」 


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創立100周年を迎え、農家支援へ気持ちを新たにする農林中央金庫の奥和登理事長(右)と坂本賢修那覇支店長=28日、琉球新報社

 今年で創立100周年を迎える農林中央金庫の奥和登理事長と坂本賢修那覇支店長が28日、琉球新報社にあいさつに訪れた。各地で取り組んでいる職員による農業体験の一環で来県し、自ら東村のパイン農家を手伝った。奥理事長は「原点を見つめ直す活動に力を入れている。トップとして盛り上げていきたい」と話した。

 連結総資産は2022年3月末で約106兆円。事業所は那覇支店など国内外に43拠点を構える。金融業務が主だが、奥理事長は「ブランディングや生産管理など農家の役に立てるようにならないといけない」と展望し、沖縄については「おいしい農産物がたくさんある。多くの人に知ってほしいと思う」と期待した。