沖縄市の沖縄アリーナで開催中のFIBAバスケットボールワールドカップ2023は29日、1次リーグE組の最終戦があり、日本代表は世界ランク3位の強豪オーストラリア相手に、89―109で敗れた。日本はE組の3位となり、8月31日から始まる順位決定戦に回ることになった。ドイツ対フィンランドは101―75で、ドイツが勝利。3戦全勝のドイツと2勝1敗で2位のオーストラリアが2次ラウンドへと進出した。
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27日のフィンランド戦で、世界大会としては17年ぶりの勝利をおさめ、1勝1敗でオーストラリア戦をむかえた日本は、序盤から厳しいプレスディフェンスを展開。だが、NBA選手を多数擁するオーストラリアが個人技などで得点を重ね、引き離した。
順位決定戦で、日本はF組の下位2チームと対戦することになる。アジアの最上位に与えられるパリ五輪の出場権を目指し、負けられない闘いが続く。E組3位の日本は次戦で、F組4位のチームと対戦する。F組の最終戦は30日、沖縄アリーナで行われ、同組の順位が確定する。
一方、9月1日以降は沖縄本島地方に、台風11号の影響が出る可能性がある。県によると、荒天となった場合、県内4カ所の会場で実施されているパブリックビューイングを中止する可能性もあるとしている。国際バスケットボール連盟(FIBA)は今後の試合について「大会への影響の可能性を注視している」としている。
(池田哲平)